MoMA(ニューヨーク近代美術館)で飯村隆彦、パフォーマンス&上映

2012年12月30日

1960年代以来、東京とニューヨークでの実験音楽とサウンドアートの刀根康尚をフィーチャーするTokyo: Experiments in Music and Performanceのプログラムで、8ミリ映写機のためのスコアがある。飯村隆彦はそのスコアに基ずいて、彼の映画:”DADA62″(1962)を使って、1963年に東京の内科画廊でパフォーマンスを行った。映写機を、楽器として使って「フィルムコンサート」と呼んだ。今回は飯村による49年ぶりのリバイバルのパフォーマンスである。また、”DADA62″の映画は同館、6階のTokyo 1955-1970: A New Avant-Gardeでも来年2月25日まで展示/上映されている。
>The Museum of Modern Art
 
飯村隆彦による紹介

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※映写機によるパフォーマンス「Film Cocert」(1963/2013)

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※MoMA予告スクリーン

Japanese Underground Cinema Program : Takahiko iimura

1960年代以来、東京とニューヨークでの実験映画とヴィデオアートの飯村隆彦は日本のアンーダーグランドのプログラムで東京で制作された1960年代の初期の作品のを上映する。暗黒舞踏の創始者である土方巽の美しい舞踏による「あんま」(1963)と「バラ色ダンス」(1965)では,飯村はカメラを彼の体の延長に変換している。「くず」(1962),「ラブ」(1962),オナン(1964)では小杉武久、オノヨーコ、刀根康尚の前衛音楽家と共に、即興的に制作して快活な作品をもたらした。「ラブ」についてジョナス・メカスは「詩的で体の官能的な冒険」と評している。