ぼくにとって沖縄とは、仮にさまざまな内訳があるにせよ、きわめて個人的に照射され内包される<光>のありようだといってもいい。
那覇の路地裏に当たる光。とあるビーチ全体を包む光、基地脇の大通りを照らす光。城址の丘にそそぐ光。と、ぼくが目のあたりにする沖縄の光は、どこか特有の質を伴って知覚されてくるのだ。(「記録 第25号」より 著者コメント)
沖縄県立博物館・美術館にて開催された森山大道「終わりなき旅 北/南」展 (2014)の新作撮影のため、度々訪れた沖縄で撮影された作品にて構成。
協力:Akio Nagasawa Publishing,森山大道写真財団