


映画時間持続論
ON DURATION IN FILM
DVD,1972/1973/2010年, 2 films
39分
NTSC/Region ALL
¥5,400 (税込)

「私はジョン・ケージに彼の”4分33秒(1952)”について、そのコンセプチャルなタイトルについて尋ねた。時間それ自身がタイトルになっているからだ。
彼は、時間だけではなく、空間をも意味するという。私は日本のコンセプトである「間」が時/空間が切り離せない意味を持つコンセプトであると応えた。そして、1972年に制作した”2分46秒16コマ”はゲージの作品に示唆されたものであることも。(T.I)
“1から60秒まで”で、飯村は驚くようなことを行なっている。彼は時間をあらゆる具体的なつながりから抽象し、時間をスクリーンに置く。観客はそこに、時間を見(探し)、経験する。映画は1から60までの数以外、全て闇で、それらの数は個々に、画面に現われ、次の数が判明するまでの時間[すでに経過した時間の数(飯村註)]を秒によって示す。・・・この映画は(観客各自にとっての)時間の概念、その可能性と同じぐらいの多様性をもっている。
———ポール・ポジアーリ、Soho Weekly News, New York, 1974, 5, 9」
PREVIEW